ぎをん齋藤の店頭でもご好評いただいております、
新作の金彩の帯揚げを、この度当ストアでも販売いたします。
間隔の異なるリズミカルな絽目の生地に、
鳳凰と唐花のモチーフを丸紋に品よく仕上げました。
出来上がりを見たスタッフ全員が「かわいい!」と思わず声を上げた、自信作でございます。
涼やかな青磁と水色に、きらめく金と銀の箔。
三本紗帯などに合わせてぜひご着用いただきたい逸品です。
さて、今回は、こちらの帯揚げの金彩加工をされた、ぎをん齋藤の職人の制作現場を見せていただきましたので、こちらでご紹介いたします!
金彩加工を依頼したのは、この道42年のベテラン伝統工芸士の方です!
金彩加工は、まず原寸大のデザインを作製し、製版するところから始まります。
アトリエスタッフが考えたデザインを、このように生地におとしていきます。
糊を作り、版をしたところに糊置きをしていきます。
糊は生地に合うようその都度配合しているそうです。
良い糊は、生地の風合いになじむやわらかさで縮まないとのこと!
次に、「とおし」と呼ばれる竹の筒に箔を入れ、筒の中で刷毛で箔を崩しながら、振り落としていきます。
今回は夏物ということで、涼やかに金と銀の箔のぼかしをお願いしました。
刷毛で箔を押さえます。
余分な箔を落としたあと、風合いをなじませ、生地をプレスにかけたら完成です!
このように、一枚一枚、一つ一つの模様を、丁寧に手作業で行っています。
普段なかなか見ることができない作業風景に、アトリエスタッフも感動しておりました。
ぎをん齋藤の着物や染め帯も、同じような工程を経て、金彩が施されています。
熟練職人の技が、文字通り光る帯揚げ。
ぜひ初夏から盛夏にかけて、お楽しみくださいませ。
金彩加工の作業の様子は、動画でもご覧いただけます。こちらからどうぞ、ご覧くださいませ。