4月も残り僅か。晩春の風が生暖かく感じられます。
ゴールデンウィークも近付いてまいりました。
連休のお出かけに是非お持ちいただきたい、新作の数寄屋袋をご紹介いたします。
いつもぎをん齋藤オンラインストアをご利用いただき誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、以下日程の間を休業とさせていただきます。
2022年 4月29日(金)、5月1日(日)・3日(火)・4日(水)・5日(木)
モダンな印象のこちらの蓬莱バッグは、桃山時代の縫箔で作られた能衣装の名品を本歌に作成した唐織の裂地です。桃山縫箔とは、金摺箔の生地に撚りの少ない平縫いで絹の艶を活かしてふんわりと縫い上げた、桃山時代の刺繍のことです。桃山時代に花開いた、豪放で開放的で天真爛漫でありつつ華麗という、従来にない感覚の刺繍の表現として、染織の歴史においても、大きなターニングポイントになっています。
齋藤織物謹製の「唐織 華」は、桃山の代表的な古裂の能衣装を本歌に、縫箔の表現を唐織で制作した文字通り「豪華」な逸品です。花は一見、紫陽花の花のように見えますが、葉は菊に似ており、茎は石楠花のように見受けられます。実はそれらの花の美しいところをあわせた空想上の植物のデザインなのです。これは、桃山縫箔の特徴的なデザインのあり方の一つで、さまざまな素材を季節に関係なく、形の美しさを感覚的にとらえて伸び伸びと融合させる、という桃山時代の典型的な文様です。
経糸には、国産の蚕からとれる糸を「座繰り」により手挽きした貴重な「だるま糸」を使用しております。張りのある生地感と、ふっくらとした絵緯が齋藤織物の唐織ならではの特徴です。縫箔の摺箔のイメージで金の柄入りの箔も引いており、大変手の込んだ裂地です。
長財布、スマートフォン、文庫本などが入ります。中には小ポケットがあり、底にはプラスチックの中敷きがついています。
どうぞ、季節を問わず袷の時期にお持ちください。
使用生地の素材: 正絹、金糸、箔
地色: こげ茶
寸法: 幅 28cm × 高さ 23cm (持ち手含む) × 奥行 10cm
本体重量: 約300g
* 化粧箱入り
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* バッグ、ふくろものはすべて職人による手織りの一点物です。
* 写真の色味はご覧になる環境によって、実際の商品と異なる場合がございます。
* 素材の風合いを生かすため大変繊細な商品となっております。お取り扱いには十分ご注意下さい。
* こちらの商品は店頭でも販売しております。入れ違いで品切れになる場合もございますので、あらかじめご了承くださいませ。ご注文の前に在庫の確認・確保をご希望の際は、お問合せフォームまたはお電話(075-493-4445)にてお願いいたします。