師走を迎え、寒さもいよいよ厳しくなってまいりました。
そのようななか、冬のひだまりがことのほか暖かく感じられます。
本日はホリデーシーズンにぴったりの新作「バレルクラッチ」をご紹介いたします。
新作のクラッチは、「樽」を意味するバレルのような、丸型で横に長い形のバッグです。
映画黄金期、祇園が舞台になったさる名画の中で、美しい芸妓さんがこのような長めのクラッチバッグを腕に抱えるように持っていましたのが大変印象的で、イメージの下地になっています。
こちらのバッグは、和装バッグや袋物を作っている職人さんに、齋藤の織物生地をできるだけ活かして欲しいとお願いし、金具をなるべく使わず、和紙を芯にして軽やかな仕上がりになるように制作していただきました。
使用している「金唐革」と呼んでいる生地は、西洋の金唐革を織物で再現したもので、本金の革箔を贅沢に織り込んでいます。葡萄唐草に栗鼠の意匠も大変歴史が古く、室町時代の蒔絵や絵画にもよく見られる取り合わせです。
バッグのふたの裏には両サイドにチェーンを取り付けられる金具がついておりますので、付属のチェーンを付けてもお使いいただけます。
チェーンを付けて持っていただくと、このような雰囲気になります。
和装はもちろんですが、パーティードレスなどの洋装に合わせていただいてもしっくりとくるエレガントなスタイルです。
年末の華やかなシーンに合わせて、是非持っていただきたい一品でございます。
*12月にオンラインストアで商品をお買い上げいただいたお客様へホリデーメッセージカード(一枚目の写真の左上のもの。お色はランダムでお送りします。)をプレゼントしております。こちらは終了いたしました。
バレルクラッチのほか、ご好評いただいております新色の輪出しの帯揚げも再入荷しておりますので、あわせてご覧くださいませ。